ウィーン日本人学校だより

さくら・さくら
「ソメイヨシノ」桜が満開となった4月13日、第26回入学式が新入生、小学部9名および中学部3名を迎えて盛大に行われました。今年は桜の開花と入学式がほどよく一致し、昔から抱いてきた「日本の入学式」の雰囲気が漂い、しばし日本を懐かしんで頂くことも出来ました。全校の生徒は小・中合わせて52名となりました。また職員はこの度、新たに1名が赴任しまして派遣教員が10名、講師5名、事務兼通訳1名計16名でスタートしました。21世紀を担う子供たちの育成を目指し、そのベースとしての「日本人としての教育」、そして世界規模で活躍するための「国際人としての教育」を推進して参ります。

入学式翌日、早速2・3・4年生が校庭の満開に咲いた桜をウィーン在住の邦人・オーストリア人の芸術家3人の指導を受け描きました。子供たちはアドバイスを受けるとき初めは通訳してもらっていましたが、その内に見手ぶりを交え、話しかけていました。子供たちの積極さ柔軟さに頼もしさを感じました。これらの作品は、本校同様この3人の芸術家の指導のもとに描かれた21区のギムナジウムの生徒の作品と共に、30日にドナウインゼルで行われる「桜の森祭り」に展示される予定です。当日は、本校の生徒および21区ギムナジウムの生徒も参加を予定しています。桜の花の下で御神楽を披露したり、「さくら・さくら」を日本語とドイツ語で歌ったりしようと思っています。また、折り紙などにも参加しギムナジウムの生徒との交流が出来たらと楽しみにしています。「本校の桜」も「桜の森の桜」も共に、オーストリア建国1000年を記念として、日本から贈られた苗木であり、桜を縁としての交流が墺日両国の親善に役立てることが出来れば、子供たちにとっても意義深いものとなることでしょう。
(校長 赤澤彰彦)